オーナーの紹介

ニュージーランドとの出会い、そして移住まで

 

 結婚後も編集者、看護師として時間に追われ、自分を振り返るゆとりをもてない日々を過ごしていた1992年の2月。何かとせわしい東京での生活、将来に不安を抱き、3カ月の休職をもらい、ニュージーランドを自転車で旅したのがこの国との出会いでした。トライアスロンが趣味だった2人、大自然と英語環境が魅力のニュージーランドは短期間に自転車で回れる最適地と考え、バイクを積みこの国に降り立ちました。

キャンプ場でのテント生活をほぼ毎日繰り返しつつ、70km100kmの小移動は、「日本人など見たことがない」といわれる小さな村へも滞在することになり、この国の人々の価値観、自然観、生活観を体感。また自然環境の素晴らしさに、すっかり魅せられて帰国。

帰国後はそれぞれ再び同じ職場に復帰したものの、子供をもうけてから、日本での生活自体に行き詰まりを感じ、移住を夫婦ほぼ同時に考え始め、1999年7月、家族5人で移住。同年10月に永住権を取得しました。


野口早百合
Sayuri Noguchi

野口早百合

Sayuri Noguchi

 

 1966年、宮城県生まれ。東京で看護学校卒業後、看護師として11年勤務。トライアスロンが趣味で数多くのレースに参戦。当時あった日本で一番長い「オロロンライントライアスロン」も完走した。3人息子の出産をはさみつつ、ケーキ、パン教室通いに熱中。また洋菓子学院、割烹、小料理学院も卒業して、ニュージーランドへ移住。

1999年,自宅にてケーキ教室を開講。ネルソン移住後は、B&B経営のほか、ケーキ、パン、料理教室を随時リクエストに応じて開講してきた。

 陸上選手の合宿受け入れ中は、毎日朝昼晩と3食をバランスよくバラエティーとボリュームに富んだメニュー作りと料理(+笑顔)で好評を得ている。

日頃は犬の散歩とジムトレーニングで体調管理。空手は2010年に黒帯取得。2007年に和太鼓チーム「雷神」を立ち上げ、和太鼓6台を手作り。地元のお祭りなど年に数回の公演をし、日本の文化、心に響く音を轟かせてきた。2014年7月、ロサンゼルスのWorld Taiko Getheringに参加。

2017年より雑誌「月刊ニュージー」にてオリジナル料理の連載”ニュージーランドの旬で作る今日のおかず”を執筆。

2019年「アスリートフードマイスター」資格取得。

趣味はクッキー型蒐集、料理本の蔵書は増える一方で数かぞえきれず。キッチン用品の特にレトロなものの蒐集。

 


野口文男
Photo by Nick Paulsen

野口文男

 

 Fumio Noguchi   

 

1964年、群馬県生まれ。青山学院大学経営学部(観光論専攻)卒業後、約10年間出版社に編集者として勤務。大学在学中は体育会陸上競技部で箱根駅伝を目指した。

 19997月、家族5人でニュージーランド移住。最初の1年間はクライストチャーチに在住し、語学勉強と、アウトドアリクリエーション、マオリカービングアカデミーに通う。20007月、ネルソンへ引越し。同年11月「さくらB&B」オープン。

 B&Bでは2002年より、毎年日本を代表する陸上選手の合宿を迎え入れ、以来、03年パリ世界陸上、アテネ五輪、ヘルシンキ世界陸上、大阪世界陸上、北京五輪、09年ベルリン世界陸上、16年リオデジャネイロオリンピック、東京五輪、23年ブダペスト世界陸上の代表選手らの合宿をサポート。

自身のボーンカービング工房では、日本人の感性と「根付」の知識、技術を取り入れ、独自のアート作品を創造中。注文制作、コレクター向けの作品作りを中心に活動するかたわらネルソンサタデーマーケットに出店。ネルソンや首都ウェリントン、他複数都市で展示会(Exhibition)やワークショップを行うなど、活動域を広げている。

2022年、アメリカ、Santa Fe にある"Museum of International Folk Art" 美術館に自作の根付2点が収蔵された。

www.nzboneart.com

趣味は古根付蒐集、ランニング、アンティークショップ巡り、ダーツ。ワイン、日本酒の晩酌。

山岳トライアスロン3度優勝の他、我慢大会優勝で新車乗用車獲得の経験あり。

 


同居人

野口京平
Kyohei Noguchi Jade Carving

野口京平

Kyohei Noguchi

          我が家の3男

1999年、東京生まれ。生後11週でニュージーランド移住。生後5か月から現地保育園に通い始める。1歳時より本物のハンマー、のこぎりを握り始め、一番父親の仕事に興味を持って育つ。

釣り大会で優勝するなど、NZテレビタレントからもほめられる腕前。バスケットボールでU13、U15ネルソン代表。将来なりたいのは「ギャンブラー」「プロダーツプレイヤー」「アンティークディーラー」「パティシエ」??、だったが、、、

始めて参加したダーツトーナメントでは、2週目に「180」を記録。

 クッキング、特にデザート作りには熱心。我が家の「デザート奉行」。

2015年4月より日本の高校へ逆留学し、2016年1月にNZ帰国。Nayland Collegeに復学後、生徒会役員として最終学年を楽しんだ。

高校卒業後、2017年5月よりJade Carvingを習いに単身ウェストコーストで住み込み修行。2022年、翡翠彫刻師としてネルソンに自身の工房を設置。現在、ギャラリーやNZ国内大手ショップを中心に作品を供給している。

https://www.mountainjade.co.nz/blogs/news/meet-the-carver-kyohei-noguchi

*オークランド空港(国際線出発エリア)にあるショップ(Mountain Jade)にて、京平作品を購入できます。


 

2022年4月3日に我が家の仲間入りしたスムース フォックステリアの”リン”です。2022年2月7日生まれの雌犬です。元気が良すぎて、特にお客様の訪問時には大興奮。まだまだトレーニングが必要ですが、よろしくお願いいたします。

 

 *犬アレルギーのある方、苦手な方はお知らせくださいませ。最大限努力いたします。


長男と次男

野口真史府
2018年 UNIDO Building前にて

野口真史府

Mashifu Noguchi

 

1993年、東京生まれ。5歳半でニュージーランド移住後、すぐに現地学校へ入学。2004年より空手を習い始め、07年、08年とNZ北島空手トーナメント個人型、組み手と2連覇。2009年「誠道空手全国大会」の型で優勝。2010年、黒帯に。

2010年の高校校長賞受賞、11年はMajor Award受賞。3つのスカラーシップを取得し、2012年よりCanterbury University へ。トレッキングやカヤッキング、アドベンチャーレースへと興味を広げた。2015年カリフォルニア大学へ交換留学生としてDavisに半年間在住。アメリカの国立公園6つを歩き回り、NZへ帰国。その後Holmes Consulting Groupへ就職。2016年10月より京都大学大学院エネルギーサイエンス科にて2年間の研究生活をスタート。2017年3月、アイスランドにて地熱発電研究者交流。2017年9月より2カ月間、スイスのチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)にてインターンとして研究を重ねつつ、休日には山歩きを楽しんだ。2018年9月大学院修了後、オーストリア、ウィーンにてUNIDO(国連工業開発機関)の仕事に従事、2019年1月より東京にてエンジニアとして生活。

 

During Europe Trip in 2015
During Europe Trip in 2015

野口冬馬

Toma Noguchi

 

1997年東京生まれ。2歳でニュージーランド移住後は、現地保育園に通い、蜘蛛、昆虫とりに熱中。近所でも「蜘蛛好きトーマ」として有名に。

2004年よりバグパイプを習い始め、2006年よりソロでコンペティション参加開始。08Cグレードで2位,09年にはCグレードで優勝などの成績を収め、2012年にはBグレード入り。07年から4年連続で元旦の老人ホーム慰問演奏。2014年にはバグパイプでドイツの音楽祭に招待され、バンドとともに7都市で8公演をこなした。

また、中学以来バスケットボールに熱中。毎年全国大会へ駒を進める他、2010年にはNZ代表(U14)としてオーストラリアへ遠征。高校時代の2011年と2013年の2度、全国大会4位。キャプテンとして部を率いた2014年は全国17位。高校卒業後の2015年はギャップイヤーをとり、フルタイムで働きながら旅行資金作り。7月~10月ヨーロッパ旅行敢行。西、南、北ヨーロッパの国々を周り、ツーリズムに興味を抱き帰国。その後もベトナム、タイを個人旅行。3つのスカラーシップをとり2016年からオタゴ大学にてビジネスとツーリズムを学ぶ。2018年1月、NZ政府のスカラーシップによりベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、タイを訪れ、各国の歴史や経済、現状などを学ぶ経験をした。2019年よりオタゴ大学修士課程に進学”Sustainable Bussiness”を学ぶ。2020年2月より首都WellingtonにてNZ政府の仕事に就く。休日はダイビング、スピアフィッシング、カヤックフィッシングざんまい。クレイフィッシュ、魚、アワビの料理の腕をあげている。空き時間には絵を描いたり、ピアノ、ギター、バグパイプなど楽器も楽しむ日々。

2024年4月に職を辞し、ペルーでのボランティア作業を経て、6月よりLondonにて生活を始める。